2016/05/31

読書と思考の大切さ (学部4年生の感想)、およびカタカナ語の乱用についての批判的見解



学部4年生のK君が、また授業の振り返りとしていい文章を書いてくれたので、ここに掲載します。深い内容をもつ本を読み、考え、文章にまとめ、その上で発言するという読み書きと思考を基盤とした対話が大学教育の基本だということを改めて思います。

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本講義では、知的努力という言葉にとても興味を持ちました。その言葉に対し、私は知的努力をすることが深い学びを促進し、言語の獲得の基盤になるということを知ったと同時に、大学4年生になった今でも、それが私自身に最も足りていないところであると考えました。

大学の講義で学んだことなどを自分の経験に照らし合わせて考え、それを文字にするという練習を繰り返すことによって、私自身の文章力は大学入学時と比べると、抽象的な内容を自身の経験に則して具体化したり知っていることを文章に取り入れて話の説得性をもたせたりできるようになったという観点から、大きく進歩したと感じています。しかし、それと同時に、即興で的確なコメントを言ったり自分の考えを整理して話したりする力がまだまだ足りていないということを痛感させられています。その原因は①圧倒的に知識量が少ない、②自分の中に取り入れた知識を既存のものとうまく結び付けて整理することができていない、の2つが挙げられると思います。

2つめの原因に関していえば、情報を集める段階で、カテゴリー化したりマインドマッピングを駆使したりすることでできることであるので、比較的簡単に行うことができるのではないでしょうか。ですので、EvernoteなどのITCの活用方法を工夫していくことで解決することができると思うので、これは確実に実行していこうと思います。

問題の1つめの原因を解決するには、やはり本を読まなければならないとつくづく痛感しています。ここ最近、いろいろな種類の活字を目にするうちに、本を読める人は本を読むことから2つの学びを得ているのだと感じています。

1つ目は、もちろん知識です。スピーチをするにしてもディスカッションをするにしても、そのトピックについて話す際に、知識がなければ思考を深めることもできません。自分の専門とする分野の知識は絶対に知っておく必要がありますが、1つの事柄に関して多角的な観点から考えを深めていくためには、様々な分野の知識に手を伸ばしていく努力も必要となってきます。情報の取捨選択はそれをした後にすればよいのであって、知識の引き出しを自ら狭めていくことは成長を止めてしまうことにつながるので、学び続けるために、探求心は失わないようにしなければなりません。また、英語教育を専攻している私たちは「英語ができる集団」であるという思いを持つでしょうが、果たして本当に英語ができるのか、疑問を投げかけたいと思います。留学に行って、あるいはTOEICなどの資格試験の勉強をして、「英語を聞いて理解したり、自分の考えなどを話せたりするようになった!」と思うこともよくあると思います。私も実際にそのようなことを思っていました。しかしながら、最近では英語を読んだり聞いたり、話したり書いたりすることができること自体が重要なのではなく、何について読んだり聞いたり、話したり書いたりするのかが重要なことだと考えるようになりました。私の言いたいことは、英語で思考を掘り下げることのできる発言ができてこそ英語が話せると言えるのではないかということです。ですので、特に英語を専攻している我々はTOEICなどの勉強だけでなく、日本語だけでなく英語の本やニュースに触れて、知識を獲得していかなければなりません。

2つ目の学びについてですが本を読む人というのは、言葉の使用について厳しい目を持つことができるようになるのだと思っています。普段の会話で友達と話をするだけならばあまり気にしなくてもよいかもしれませんが、公式な場で発言をするときなどは、自分の発言に責任を持たなければなりません。では、そのように自分の発言に責任を持つためには、自分が発する一言一句の本質的な意味を知っておかなければならないと、私は考えています。今回の授業でも取り上げられたのですが、日本人は海外の言葉をカタカナに直して使用するだけで、その言葉を理解しているようになっているという話がありました。私自身もその中の1人であり、これに対して無批判でした。教員採用試験の勉強をしていると、資料の中に「グローバルマインドの育成」という言葉が出てきました。確かにそう言われると、「グローバルマインドの育成は本当に大事だ!」という思いになりますが、実際にその言葉はどういう意味なのか冷静になった時に調べてみると、定義どころか簡単に咀嚼して日本語に変換すらしてありませんでした。このように、言葉の本質を理解していくには、本を読んで知識を蓄え、自分なりに解釈する能力が不可欠であると感じました。

以上の内容を踏まえて、自分の考えやコメントを的確に述べることができるように訓練する方法の1つとして、今後も隙間の時間を見つけてしっかりと本を読むなどの知的努力を怠らないようにしようと決意しました。








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ちなみに上に出てくる「グローバルマインド」というのは、最近の(英語)教育界での流行語の一つです。カタカナで言われているうちは、何となくわかったような気になってしまうのですが、これを "global mind"と英語にしてみると、何のことかよくわからない概念であることに気づきます(ある程度英語ができる人ならば、という話ですが)。

実際、グーグルで "global mind" を検索してみると、そこであがってくるサイトの多くは日本語のサイトです(英語のサイトは、同名を組織やプロジェクトの名前として用いているものが多く、これを一つの明確な概念として使っているサイトはほとんどありません)。

やはり英語で言うなら "global mindset" でしょう。これならば例えばFINANCIAL TIMESも、現代用語の一つとしてこの表現の定義を掲載しています。

こうしてみますと、「グローバルマインドセット」でも「グローバル精神」でもなく、「グローバルマインド」という表現を多用する人は、英語圏でのきちんとした論考・議論に基づいてこの表現を使っているわけでないことがわかります。加えて、もしこの表現の明確な定義ができないなら、その人は、日本語でのきちんとした思考も経ないまま、この表現を使い続けているのかもしれません。

「グローバルマインド」だけでなく、「スーパーグローバル」という語も、実は英語圏ではほとんど使われておらず、カタカナ語としてもっぱら日本語圏でのみ使われている語です。すべてのカタカナ語がそうだとまではいいませんが、やたらと流行語になっているカタカナ語は、英語においても日本語においても考えぬかれていない語である場合が珍しくありません。英語教育をめぐる話では特にその傾向が強いように思われます。

言うまでもなく、そういった浮ついた語では明確な議論ができません。これからの教育界を背負う若い世代は、そういった流行語にごまかされることなく、明晰に言語を使うことで明晰な思考ができるようになっていなければなりません。教員としては日々の授業を大切にしなければと思わされます。



2016/05/27

新歓合宿チーフのF君の感想



新歓合宿でチーフを務めてくれたF君が感想を寄せてくれましたので下に掲載します。


人間は一人で成長するのではなく、集団の中で成長するのだなと思わされます。


社会性・創造性・身体性を必要としない仕事はやがてコンピュータに取って代わられるだろうといった予測もあります。



The Future of Employment: How susceptible are jobs to computerisation?


教英行事の運営などで、社会性・創造性・身体性を培っている学生さんを頼もしく思っています。












広島大学教育学部英語科では毎年、学部三年生が幹部学年となり多くの行事を運営しています。その中でも今回私は新歓合宿行事のチーフをさせていただきました。今年は新歓合宿を通して一年生に「教英ってどんなところ?」ということをわかってもらうことを目指しました。
今年の新歓合宿のテーマは "Great Minds Think Alone!" でした。あれ?と思った方がいるかもしれませんね。これは "Great minds think alike" (偉人は同じように考える)ということわざをもじったものです。教英はとてもまとまりのある集団なのですが、それは決してある一つの絶対的な価値観があって、それから外れた人を排除する、という形で成り立っているわけではありません。みんながお互いの価値観や考え方を大切にして成り立つ集団なのです。「周囲の目ばかり気にして縮こまるんじゃなくて、自分の持ち味出していこうぜ!」というメッセージをテーマに込めました。まさに教英は「和して同ぜず」といえる集団なんだなと、私自身新歓合宿を通して感じました。(一年生の皆さん、僕のこの思いは感じ取ってくれたかな?笑) 
新歓合宿の準備と本番を通して私自身とても良い経験ができたのではないかなと思います。チューターの先生からも「社会人になってからではお金をいくら払ってもできない経験だから」というふうに言われていたのですが、まさにそのとおりだなと感じます。頭を悩ませたことも多くありました。例えば意見が真っ二つに割れた時はひどく悩みました。リーダーになるというのは、「自分の意見が何でも通る」ということではなく、「みんなの意見を考慮したうえで選択をする」ということなんだなと痛感しました。 
このように大変だったことも挙げればきりがないほどたくさんありましたが、その中でも最も私を困らせたことは去年、そして一昨年のプレッシャーです。私は二年生の時に留学には行かなかったので、二年生の時にも新歓合宿を経験しているのですが、どちらも素晴らしく成功したことを鮮明に覚えていたので、「自分もやらなければ!」とプレッシャーを感じていました。 
実は新歓合宿前日の晩までその思いに焦り、緊張して寝付きが悪かったのですが、夜に前年度のチーフをやり遂げた先輩から電話がかかってきました。「思うことはたくさんあるだろうけど、誰よりも輝けよ」というお言葉を頂きました。新歓合宿当日、私は誰よりも楽しんだ自信があります。一昨年の新歓合宿、去年の新歓合宿、そして今年の新歓合宿前夜の電話、私はどの時も「先輩には敵わないなあ」という感情を抱いていました。そしてこのように思わせることが、先輩が後輩にしてやれる最も大切なことなのではないかと、今になって思います。振り返ってみると先輩からのプレッシャーは確実に私が頑張ろうと思える糧になっていたからです。私も後輩の目にそのように映ったのであれば嬉しいです。 
新歓合宿を終えた私が感じていることはあらゆることに対する感謝です。サブチーフとして私を支えてくれた二人、私に今まで新歓合宿を経験させてくれた先輩方、チーフを任せてくれた同級生、一緒にスタッフとして働いてくれた二年生、新歓合宿当日、研修センターまで足を運んでくださった教授、写真を沢山撮ってくれた教英カメラの方、この人達に対する感謝でいっぱいです。そして教英に入ってきてくれた一年生。一年生のおかげで新歓合宿をやり切ることができました。私はだらしのない人間ですが、立場がそうさせるのか、今回ばかりは大きなことを一つやり遂げることができました。一年生の皆さん、私を先輩にしてくれてありがとう。そして、教英に来てくれてありがとう。






2016/05/26

学部4年生のK君によるスピーチとディスカッションに関する振り返り

学部4年生用のある授業では、英語のグローバル化についての英語文献を読んでいますが、その文献で理解した内容やそこから各自で育んだ思考は、授業中のスピーチやディスカッションで表現し、さらにその表現について振り返り、教採はおろか社会のさまざまな場面でも活きるコミュニケーション能力を育成しようとしています。


以下は、その授業に参加しているK君が授業用の電子掲示板 (Bb9) に書いてくれた振り返り内容です。本人の許可を得てここに掲載します。


広大教英では、分析的にコミュニケーション能力を高めようとしています。












今回の授業で学んだことをスピーチとディスカッションの2つに分けて述べようと思います。


まず、スピーチについて大きく分けて3つのことを学びました。


1つは、推敲をしているつもりできちんとできていないということです。授業中にご指摘いただいたように、スピーチの中で本当に伝えたい部分ではないところに具体例を入れていました。確かに、自分の語ることに責任を持つためには、話の説得性を持たせるための具体が必要です。しかし、書き言葉とは違い、話し言葉は流動的であり、意図がはっきりしていないのにわざわざ余計な具体を入れ込むことは話の一貫性を損なう危険性があるということに気付きました。では、こうならないための対策としては、自分の書いたことを声に出すことだと考えます。スピーチを実際に行ってみることで、不自然な点に気が付くことができます。今後もこの点には特に気を付けたいです。


次に、論理の飛躍、一貫性のない文章構成が生じる理由について考えました。その原因の1つに、言葉の意味を理解したつもりでいることが挙げられると感じています。私自身もこれまでのスピーチにおいて、聞こえのいい言葉をつらつらと並べたことがあります。しかし、実際に「その言葉はどのような意味なの?」と尋ねられたときに、答えることができない事態が多々ありました。「聞こえのいい言葉」、これには注意しておかなければならないと感じています。「じゃあ一体それは何なのか、また具体的にはどのような説明をすることができるのか」、考えていかなければなりません。考えて自分の頭の中から出てくるような言葉であれば、尋ねられた時には即座に答えることができるはずです。自分で考えてもわからないような言葉を、説明していくには外から学ばなければなりません。今頃になってやっと、無知であることの恥ずかしさを実感おり、学び続けなければならないと実感しています。


そして3つめには、自らに対して批判的に考える力の大切さです。この言葉は今回の講義の中で最も印象に残っています。スピーチにせよ、対話にせよ、話し手は無意識のうちに自分の持っている考えを信じて疑わないようになってしまうのかもしれないと感じました。実際に、私がスピーチを練っているときには1つの考えが頭に浮かんだら、ほかの考え方には目もくれずに文章を作っていました。しかし、いつの事柄に対しても答えや考え方は1つではないはずです。一度頭に考えが浮かんだならば、ひとまずそこから離れて客観的に、多角的な面からその事柄について考えていかなければならないと思いました。英語教育の目的の1つに、この自らに批判的に考えていくこと、そこから多様な価値観を受け入れていく態度を育成していくことが含まれるのではないかと思います。



ディスカッションについては関係づくりの大切さについて学ぶことができたと思っています。今回の私たち前半グループのディスカッションでは、話の流れを意識するあまり無意識のうちにみんなの顔がこわばっていたように思います。限られた時間で話をそらしてしまわないように努めようとしすぎたばかりに、互いがうまくコミュニケーションをとることができなかったのではないでしょうか。一方、後半のグループでは明るく話し合い、どのような意見でも受容しうる雰囲気が流れており、その流れの中での意見のつながりを感じることができました。漠然とした言い方になるかもしれませんが、人間は自分を受け入れてくれる環境にはより溶け込みやすいのではないでしょうか。


では、互いに受け入れあう関係を築くにはどうすればいいのかを考えたときに、授業でもあったように共感的な人間関係を作る努力、またそうすることができるように心の余裕を持つことが肝要だと感じています。今は自分のよく知っている仲間とディスカッションをしているので、比較的受容し合いやすい環境であると思います。しかし、私たちが対話をする場面にこのようなものは多くないと思います。ですので、なおさら「場の作り方」を意識していきたいと思います。







2016/05/24

新任教員S先生からの便り

このブログの本格的な広報は前の記事で始めたばかりですが(皆様、拡散のご協力をお願いします)、このブログの存在を知った卒業生のS君から便りをもらいました。


S君はこの3月に学部を卒業し、○○県で新任教員として働いています(一発合格で正式採用です)。赴任校に教英の先輩がいるということもあり、新任教員として充実した毎日を送っているようです。


以下、本人の許可を得て匿名化した上で彼からのメールを転載します。




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お久しぶりです。お元気にされてますでしょうか。

現在○○県の○○高校にて毎日充実すぎる新人教師生活を送っております、Sです。

先生にご連絡しようしようと思っておりましたがなかなか暇がなく、この時期になってしまいました。

実は先ほど、教英のブログを拝見させていただきました。後輩たちの文章などを読んでいると、懐かしさなのか羨ましさなのか、泣きそうになりました(笑)

今現在勤務している高校の生徒は、学力の幅が広く、毎日毎日授業のことで頭を悩ませています。また、生徒指導やその他の仕事も多く(他の先輩の先生方の仕事量に比べると微々たるものですが)、これが教員か!と痛感しているところです。
しかし、この悩んでいる時間が全く苦痛ではなく、楽しくて楽しくて仕方ありません。これがやりがいなのだと思います。

先輩の○○先生には夜中職員室で2人きりで指導法について教えていただいたり、授業を見学させていただいたり、大変お世話になっています。

なかなか時間は作れないかもしれませんが、私が教英の子たちに教員生活について少しでも話したり、私が教英の子たちから何か話を聞いたりする機会がいつかできればな、と漠然と考えています。お互いにとって有益な交流ができること間違いなし!でしょうから。

とりあえず今は教英のブログをちょくちょく見させていただいて、学生時代のまっすぐな気持ちを振り返りたいと思っています。

特にこれといった用件ではないのですが、ブログ読ませていただいた感想と現状報告です。

長文失礼いたしました。


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S君らが卒業した2016年3月23日の写真です

2016/05/22

「広大教英ブログ」のチラシを作りました

遅まきながら、この広大教英ブログについてお知らせするチラシを作りました。



読者の皆様におかれましても、もしお知り合いの方に広大教英にご興味がありそうな方がいらっしゃいましたら、このチラシを送るなり、このブログのURLを教えるなりして、広大教英のことをお知らせいただければ幸いです。(チラシのPDFファイルはここをクリックしてダウンロードしてください)。






広大教英のことを少しでも知っていただき、意欲ある優秀な人材に広大教英に来ていただきたく思っています!

第1回広島大学アカデミックコンテスト



7/10(日)に広島県内の大学生・大学院生の有志が3分間で自分の研究のビジョンと魅力を語るコンテストが開かれます。詳しくは下のポスターを御覧ください(クリックすると拡大します)。









コンテストに参加を希望する人は下から申し込んでください(締切5月末日)
http://home.hiroshima-u.ac.jp/hiraku/event/academic_contest_2016/

2016/05/19

英国ウォーリック大学に留学中の学部2年生K君から

お疲れ様です!教英27のKです。現在英国のウォーリック大学に留学しています。この文章が、留学を考えている方のお役に少しでもたてたら、僕としては非常に嬉しいです。この文章では、僕が留学してみて感じたことと現地のことを、幾つかの観点から書いていきたいと思います。
まずは僕が留学で感じたことから書いていきます。それでは、お付き合いをよろしくお願いします。

① いざ英国に渡ってみて、、、
今回の留学は僕にとって初めての海外渡航でした。渡航の数日前からなかなかナーバスになっていた覚えがあります。そんなこんなで半日以上に渡る長―い長ーいフライトを終え、イギリスに辿り着いたわけでございます。空港にいた優しそうな大学の先生とも無事会えました。ホストファミリーとも会えました。しかし、、、日本が恋しい!!友達が恋しい!!1週間位は帰りたくて仕方がなかったです。現地での生活は5日目くらいで少し慣れたかなという気はしたものの、神経はまだピリピリでした。初めのうちは生活に慣れるということに重しをおいたほうがいいと思います。(英語のことについて気を払う余裕は当時の僕にはほとんどなかったです。)






② 英語しか通用しない国だから学べること
ここはイギリス。日本と違って英語を話さなければ生きていけませんww英語に囲まれて生活しますので、リスニングとスピーキングの力はぐ~んと伸びます。とはいうものの、英語で外国人と話すのってとっても勇気のいることだと思います。僕もこっちに来て約1ヶ月が経過しようとしていますが、未だに多少勇気が必要です。特に店の店員さんに話しかけるときは緊張せずにはいられません、、、伝わらなかったらどうしよう、きちんと適切な表現はできているのかな、不安はつきませんよね。


でも、僕が外国の方と話していて気づいたことが1つあります。「適切な英語を使えることとコミュニケーションがうまくできる事は全く別物」ということです。文法が多少ぐちゃぐちゃでも大抵伝わります。ネイティブでも文法ミスは毎日するようです。他の国の留学生の中には、勘弁してくれよと思うくらいぐちゃぐちゃな人もいます。


大切なのは、君のことを理解したいんだよ!という気持ちを表すことです。例えば、しっかり相手の話を聞くとか、会話中に相槌を打つとか、アイコンタクトとかですかね。もしも、皆さんがいつも人と話すときに気をつけていることがあったら、ぜひそれを外国人との会話でも使ってみて下さい。国籍が違っても、大事なことに大差はそれほどないのかなーと僕は感じています。会話が続いた時の嬉しさはこの上ないです。でも、どうしても性格あわないな、、、という方も中にはいます。その場合は無理して絡まなくてもいいのではないかという気がします。もちろん、異文化にも触れられるのも留学の大きな魅力ですね。(これは現地の紹介の際に書かせて頂きます。)






③ 日本で留学前に勉強しておくといいこと
基本的に何を勉強しておいても大丈夫です。でも、何かしらはしておいた方がいいです。行った時にその力が爆発的に伸びますので。その中で、これをやっとくといいかな?と僕が思うことが2つあります。


1つめは単語です。自分が思ったことをうまく伝えるには、やっぱりボキャブラリーは持っていた方がいいです。日本で「これ英語でなんて言うんだろう?」という言葉があったら、その都度調べる癖をつけておくと非常にいいと思います。


2つめは基本的な発音です。発音は日本で予め勉強しておかないと、身に付けるのは至難の業です。(と言いながらも僕もざっくりと勉強しただけです、、、こっちで発音を実践しようとしても、伝えたい言葉を英語でいうのに必死で、発音まで気がまわっておりません、、、)


ここまで読んで頂きありがとうございます。書きたいことが多すぎて、想定よりも遥かに文章が長くなってしまいました、、、、どうかお許し下さい。
さて、ここからは現地のことを書いていきたいと思います。よろしければ、もう少しのお付き合いをよろしくお願いします。





僕のいる所
→コベントリーという町です。イギリスの南部に位置し、西条イギリスバージョンと思って頂ければと思います。街並みがすごく綺麗なイギリスの田舎、といった感じです。首都ロンドンまで電車で約1時間、イギリスで2番目に大きな街のバーミンガムまで電車でだいたい30分というのも魅力ですね。

大学での勉強
→この項目はあまり参考にはならない可能性大です、、、しかし、何を勉強しているかが気になる方もいらっしゃると思いますので、書かせて頂きます。僕は今、PEPSという大学院の英語のコースを受けています。(現在僕は大2です。)初めの頃は授業についていけなくて萎えまくっていました。(だって大学院ですもの。難しいに決まってます!)なので、各授業の先生方と何度か相談をしました。相談が功を奏したのか、先生方がちょっとした工夫をしてくださったおかげで、今はなんとかついていけている感じです。でも多くのことを学べそうな予感はしています。

気候&天気
→4月から留学をしておりまして、現在5月です。先月は天気がコロコロと変わり、春じゃねーじゃんと思わずにはいられないくらい寒かったです。(西条の冬よりは遥かにマシですが、、、)僕のホストマザーが "silly weather"(馬鹿げた天気)と表現していたのも頷けるわけです。今月に入って春を感じられる気候になりました。やっと春だな、と思った僕はバカでした。天気はコロコロ変わり、最低気温が5℃の日もありました。正直勘弁して欲しいです、、、

ご飯のこと
→イギリスのご飯は不味いと言われていますが、そうでもありません。フイッシュ&チップスとかインディアンカレー(意外にもイギリスで一番人気の食べ物です)とか美味しいですよ。ただ、美味しさは日本食には及びません。カップラーメンとか、インスタント味噌汁とかはもはや神ですねww 日本食のレストランはもちろんあります。しかし、値段がかなーり高いです。揚げ出し豆腐が約700円です。あと、僕のホストマザーのご飯も幸運なことに美味しいです。僕のマザーは韓国人(見かけは完全にイギリス人です)なのですが、イギリス料理だけではなく、韓国料理やドイツ料理も食卓には並びます。(ある日の晩ごはんは手作りビビンバでしたww 味は美味かったです。)ご飯は大切です。出てくるご飯が不味いと辛いものがあるそうです、、、

文化の違い
→家でも土足、バスルームのドアは使っていない時は開けておく、麺類すするのNG、バスの運賃が先払い&日本より定刻通りに来ない、魚を食べるときは骨を全部とってから食べる、チップの習慣あり、意思表示ははっきりと、祝日が少ない、街にゴミ箱がいっぱいある、店員に商売っ気がない傾向あり、とかです。

共通点は?
→道路が左側通行(それ故、車は右ハンドル)、お茶がスキ、感情をあまり表に出さない、マナーを重んじる、などです。

長々と書いてしまいまして、本当にすいません、、、そして、ここまでお付き合い頂き、本当にありがとうございました。







2016/05/17

新入生歓迎合宿幹部学生の感想その2: Iさん



以下は、前の記事に続いての、もう一人の新入生歓迎合宿幹部学生の感想です。







こうやって改めて学生さんの声を聞くと、教英の行事が私たち教員の想像以上に学生さんにとっての大きな意味をもっていることに気づかされます。


教英行事という「裏のカリキュラム」と大学での授業という「表のカリキュラム」の両方をいっそう充実させてゆきたいと願っています。


それではIさんの感想をお読みください。




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あっという間に大学生になって2年が過ぎました。2年経って、私は「FWTの幹部をする」という夢を、遂に叶えることができました。1年の春、私に友達の輪を広げるきっかけをくれたのは間違えなくFWTです。何をしている時も楽しくて、「教英に入れて良かった」と強く思いましたし、これからの大学生活への期待が高まった1泊2日でした。そのFWTをまとめてくださった先輩方の姿に憧れて、私も幹部をしてみたいと漠然と思ったことをよく覚えています。学年も1つ上がり、時間をかけて先輩方と作り上げたFWTは前年にも増して楽しくて、私達を引っ張ってくださる先輩方は本当に輝いていて、私も幹部になりたいと強く思い、迷わず立候補しました。そして、2年の12月、ついにFWTが始動しました。


それからの4ヶ月間は、本当に濃く充実した毎日でした。新入生の顔を(知らないのに勝手に)思い浮かべながら準備するのは楽しくて仕方ありませんでした。幹部の3人が楽しみにしすぎて新入生とのギャップが生まれるのではと心配をしていた程です。(私は1週間前からわくわくしすぎて寝付きが悪くなっていました)


そして当日。幹部3人はやっぱり、誰よりも楽しんだと思います。楽しませる側なはずなのに、本当にみんなに楽しませてもらいました。初々しい新入生がアクティビティを楽しんでいる姿が嬉しくて、2年生が先輩の顔になっている姿が愛おしくて、同級生と一緒に準備してきたFWTが形になっていることが感慨深くて、プラスの感情が私の心を常に埋め尽くしていました。本当に、夢の様なあっという間の1泊2日でした。


FWTが終わってから、みんなからは本当に涙が出そうなくらい(実際に出るくらい)嬉しい言葉をたくさんかけてもらいました。感極まってしまい私はみんなに、ありがとうとしか言えませんでした。でも、この言葉以上にみんなに伝えたい言葉はありません。こんなに貴重な経験をさせてくれて、楽しんでくれて、楽しませてくれて、支えてくれて、サブチーフを任せてくれて本当にありがとう。 こんな素敵な行事に深く携わることができて、私は本当に幸せ者だと思います。一生忘れられない4ヶ月間です。


新入生にもらった言葉の中で一番嬉しかった言葉ですが、私も改めて思いました。


教英に入れて良かったです。







卒業生・現役教師H先生との会話から

昨日、卒業生のHさんが遊びに来てくれたのでついでに「昼読」に出てもらいました。

現役教師のHさんの自己紹介が面白かったので、期せずして読書会は座談会に変わりました。


以下はその後、Hさんからいただいたメールの一部で、Hさんの許可を得てここに掲載します。
現役教師と読書会に参加していた学部生および院生の間で、豊かな会話ができた昼休みに感謝します。






卒業生・現役教師Hさんと学部生のM君


学部生からの「生徒から勉強の意義を問われたらどのように答えるか」という質問に対して、自分なりに考え抜いた勉強の意義を答えたのですが、先生からの「困難校の生徒を相手にした時にも同様に答える?」という趣旨の質問を頂いた時に、自分の中の何かがぐらついた気がしました。自分なりのベストが、生徒という前提を変えればこんなにも脆く崩れるものかと。自分の視野の狭さを嘆き、さらなる精進を決心すると同時に、少なくとも崩れ去るだけの何かは持つことができていたのだなぁと少し嬉しかった気もします。ぐらつき、崩れた感触を味わい、それを糧に頑張ろうと思えた、とてもいい機会でした。






2016/05/16

新入生歓迎合宿を行った幹部学生(Mさん)の感想



ちょっと前のことになりますが、4月23日(土)と24日(日)に広島大学西条研修センターで、教英の学部新入生を歓迎するための一泊二日合宿(通称FWT)を行いました。









以下は、その合宿を運営した幹部の一人であるMさん(学部3年生)の感想です。
こういった行事を自主的に運営できる学生さんを私を始めとした教員は誇りに思っています。






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 2年前、入学したての私は、FWTに参加するのがとても不安でした。まだあまり仲良くなりきれていない同級生や知らない先輩たちに囲まれて過ごす2日間は想像もできず、前日の夜もあまり眠れなかったのを覚えています。しかし当日になると一変、稚拙な表現ではありますが、「楽しすぎる」の一言でした。ユーモア溢れる先輩方といろいろなアクティビティを経て、2日間、何かのコメディー番組の中にいるような錯覚に陥りました。教英に入ってよかった。と心の底から感じた2日間を今でも忘れません。


 まさか自分が3年生になった今、FWTのサブチーフをするとはゆめゆめ思っていませんでしたが、素敵な思い出をくれたみんなに感謝の念でいっぱいです。
 
 昨年の12月に初めて幹部の3人で決起してから、あっという間の4ヶ月でした。この準備期間中、幹部で決めていたルールがあるんです。「忙しい」という言葉を使わないことです。ルールと言いながらも、これを守るのは意外に簡単でした。まだ顔も知らない新入生を楽しませることだけを考えて、勝手に舞い上がっていた4ヶ月は、「忙しい」というより「充実している」というほうが表現としてぴったりきていたからです。1年生のみんな、私の原動力になってくれて本当にありがとう。


 もう1つのルールは、これは当日に関するものなのですが、「自分が誰よりもFWTを楽しむ」というものです。幹部として、当日が問題なく進行するかとても不安でした。何か抜けているのではないか、イレギュラーな出来事が起きたらどうしよう、そんな不安を1年生や2年生、同級生に間接的にでも察してほしくなくて幹部3人は誰よりも楽しみました。自分たちが誰よりも楽しむことで、周りもその雰囲気に染まって欲しかったのです。(単に、自分たちの不安から逃避していた部分もありますが。笑)


 1日目の夜中、幹部でFWT期間中の写真を整理していました。1日目のみんなの顔は緊張している様子で、どことなくぎこちない感じでした。2日目になり、もうすぐFWTも終わるといったところで、ふとみんなの顔を見ると1日目の写真とはまるで別の集団でした。「FWTは成功した」と確信した瞬間でした。「教英に入って本当によかったです!」そう、たくさんの1年生に言ってもらえたときは、思わず涙腺が崩壊しました。2年前の今日、自分が先輩たちを見てそう思ったとおり、私も今後輩に思ってもらえている、と。あなたたちの先輩になることができて本当に幸せです。ありがとう。これからもよろしく。













2016/05/07

教職志望者のための都道府県別就職説明会・教職志望学生のための就職懇談会

本日「教職志望者のための都道府県別就職説明会」および「教職志望学生のための就職懇談会」が開催されました。




全体会第二会場の様子




この説明会と懇談会は、広島大学大学院の教育学研究科・文学研究科・理学研究科が主催し、尚志会(教育学部同窓会)・東雲同窓会(旧学校教育学部同窓会)・教育学部後援会が後援しているものです。


説明会と懇談会では、25の都道府県から広島大学の卒業生である教育関係者(学校長および各都道府県の教員採用状況に詳しい先生方)に講師になっていただき、広島大学の学生のために教員としての心得や各都道府県の採用事情、求められる教員像などについて話していただきました。


原則として教員を目指す卒業年次学部生と修了年次大学院生は全員参加で、希望すればそれ以外の学年の学部生・大学院生も参加できる企画です。


説明会は最初に三会場に分かれて全体会を開催しました。


全体会第三会場の様子




その後、学生さんは各都道府県別の分科会に行きます。それら二つの説明会終了後、それぞれの分科会の部屋で懇親会が開催されました。 分科会と懇親会は少人数ですので、講師の先生方と学生さんのコミュニケーションはより深くなります。




OB・OGが後輩に語るということもあり、講師の先生方は毎年熱心にお話していただきました。




講師の先生方の打ち合わせの様子




 「教育の広大」だからこそできる企画かとも私たちは自負しています。その伝統にあぐらをかくことなく、現役の学生と教職員はいっそう努力したいと思わされた一日でした。




講師の先生方に御礼を述べる山元教育学副研究科長









来週の5/14(土)と15(日)は広島大学大学院教育学研究科の主催、尚志会・東雲同窓会・教育学部後援会の後援で「春期 教育実践特別講座」が開かれます。


2日間にわたって述べ20名の実践経験豊富な先輩方(広島大学教育学部のOB・OG)が、教育法規や教科指導上のポイントを提示し、あわせて、学校現場における実践的心構えを形成し、教師への熱意を喚起します。


広島大学教育学部では、こういった行事が目白押しです!