2016/08/16

教英の大学院に在籍しながからの英国私費留学(修士課程2年生Aさん)


9月から留学する修士課程2年生Aさんに現在の心境を書いていただきました。出発前の忙しい中に文章をまとめてくれたAさんに感謝します。






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2016年9月から10か月、広大の留学制度は利用せず、イギリスのヨーク大学大学院に留学することになりました。

広大生活最後の夏休みとなる現在は、留学準備の傍ら、教採や学会発表など非常に慌ただしい日々を送っています。

私は4年前に、教英の制度を利用してエディンバラに行きました。

そこでは自分の成長を日々実感するとともに、英語力や人間力の弱さに何度も向き合わされました。こんな中途半端な状態で教壇に立っていいのだろうか?と思いましたが、その気持ちは帰国してからの教英行事、教育実習などを通して強くなる一方でした。そこで、エディンバラでの経験を一つの通過点として、より厳しい条件のもと単身で留学することを決心しました。

最初に「留学したい」と言い出したときは、机上の空論にすぎませんでした。同級生の9割が就職する中、広大の院試対策と並行してゼロからの出願準備(出願したのは2年前ですが、事情により入学を1年延期しました)は思った以上に孤独の闘いだったからです。しかし、自分なりに計画を立てて行動を進めるにつれて、多くの方が応援してくれるようになりました。

特に、大学選びから相談に乗ってくださったエージェンシーの方、自己PR、推薦文、IELTS対策など先生方のご協力がなければ、無条件合格は勝ち取れませんでした。

また合格後、何人かの後輩から「大学院留学に興味があるから話を聞かせてほしい」と言われたときは、自分の選択は間違っていなかったと思うことができました。

今月末に退居、来月に出発を控えた今は、楽しみも不安も抱いています。お世話になった同級生や後輩、アルバイト先との少し早い別れなど、辛いこともたくさんあります。私の成長を期待してくださっている方々のためにも、1年間能動的に学び、ただ海外に行って終わることのないようにしたいです。

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Aさんのように大学院時代に留学する人は珍しくありません。二度と無い若い時代に自分を鍛える途を選ぶAさんのような若い人たちを見ていると頼もしく思えます。

ちなみにAさんは大学時代には某武術を極めようと体育会の部活でずっと稽古に励んできました。
そんなAさんですから、留学の苦境もきっと切り抜けられると思います(笑)。






広大教英では志をもって教職を目指す人材を求めています。

教育は社会の基盤です。

教職を通じて実り多い人生を歩みませんか?






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