2016/07/14

7/30(土)の広島大学英語教育学会開催のお知らせ


以下、7/30(土)に開催される広島大学英語教育学会(会長:三浦省五、事務局長:杉野直樹)のお知らせをします。翌日の31(日)に開催される広島大学英語文化教育学会(含む、無料公開ワークショップ)と併せてぜひご参加ください。


*****

1. 主催:  広島大学英語教育学会

2. 日時:  2015年7月30日(土)12時~18時
        ※なお,同日11時30分から第2回運営委員会を開催します。会場は追ってご案内申し上げます。
        ※翌31日(日)には広島大学英語文化教育学会が開催されます。

3. 場所:  広島大学教育学部 K104号室(東広島市鏡山一丁目1番1号)
        ・東広島キャンパスまでのアクセス
                http://www.hiroshima-u.ac.jp/top/access/higashihiroshima/
        ・キャンパスマップ
                http://www.hiroshima-u.ac.jp/add_html/access/ja/saijyo2.html

4. 参加費:会員無料・非会員 1,000円

5. プログラム概要:
(12:00-13:00:運営委員会)
12:00-13:00:受付
13:00-13:40:開会行事・総会
13:50-14:20:研究発表
14:30-15:00:研究発表
15:10-15:40:研究発表
16:00-18:00:特別講演
18:00-18:15:閉会行事
18:30-20:30:懇親会:ラ・ボエーム特別室(広島大学学士会館1F)
                         (会費:3,500円)

6. 特別講演:
「フィンランドにおける英語教員養成システム」 関西外国語大学 伊東治己先生
PISAでの好成績でフィンランドの学校教育が脚光を浴びて久しいが,今なお世界各地から教育関係者がフィンランドを訪れている。PISAでの好成績の要因として教師の質の高さが指摘されているが,英語教員もその点例外ではない。我が国では小学校英語教科化との関連で教員養成・研修制度の再検討が進んでいるが,優秀な英語教員を輩出しているフィンランドの英語教員養成システムに注目し,我が国における教員養成制度改革への示唆を提示したい。

7. 研究発表・実践報告要旨:
研究発表
「The Potential of SFL to Clarify Japanese EFL Learners’ Meaning-Making Strategies : What They Have Learned or Have yet to Learn to Write」
        久岡 敏郎(学習院高等科)
I often found myself at a loss what to do with essays written by my students. Should I point out all errors and mistakes? On what basis should I judge the good or weak points of their essays? What suggestions could I make to improve their English writing? I could assess their essays holistically or analytically. I could examine their language use in terms of accuracy, complexity, and fluency. Or I might refer to some CAN-DO Lists and estimate what they could do in daily life. Whatever I might choose, I could not help but suspect a divorce of language from meaning: what linguistic resources learners used was one thing; what meanings they expressed was quite another.
With such separation of language and meaning, was it possible to cast proper light on learners’ English writing ability? That was the start of my PhD study at the University of New South Wales.
This presentation is based on my PhD thesis, which examined 80 Japanese EFL learners’ essays with a view to grasping a cross-sectional view of Japanese EFL learners’ ways of making meaning in writing. Its theoretical framework was Systemic Functional Linguistics (SFL), which regards language as the basis for making meaning and defines specific language choices for specific meanings.
Part of the findings and the implications for teaching writing in Japan will be reported in the presentation.

研究発表
「高校生の書く要約文と読解力・読解方略・テキスト難易度との関係について」
        久山慎也(広島県立広島井口高等学校)
現行の学習指導要領では,読解指導に際し,「情報や考えを理解したり,概要や要点をとらえたりする」活動を行うことが求められている。この概要や要点を捉えさせる指導として,読解後に要約文を書かせることが考えられるが,指導を始めるに当たり,生徒がどこで躓くのかを把握しておくことは有益である。よって本発表では,要約文作成における生徒の躓きの背景を探るべく,生徒の読解力,使用する読解方略,およびテキストの難易度と書かれた要約文との関係について調査する。対象生徒は発表者が勤務校で担当する高校3年生105名で,実用英語技能検定の準2級~2級程度の英語力を持っている。要約文の素材は,実用英語技能検定準1,2,準2級の読解問題をそれぞれ1題ずつ使用し,読解方略についてはIsaji(2006)の作成した20項目よりなる質問紙を用いた。読解力の指標としては,勤務校で実施された模擬試験の読解部分の得点率を使用した。

研究発表
「小学校英語教育の課題と展望:課題山積のままの外国語活動から外国語科へ」
        兼重昇(広島大学大学院教育学研究科)
本発表では,まず,現行の小学校外国語活動導入に至るまでの経緯を概観する。その際,当時予想された課題やその対応について振り返る。次に,外国語活動実施の成果と課題をまとめ,実際に起こっている課題をまとめる。最後に現在進行中の小学校外国語科導入に関しての課題とその実行可能性について批判的に考察する。外国語活動導入に向けては,長くの議論を経たうえで,教科としてではなく活動として導入することとなった。そこには新な外国語教育のあり方を提案するという積極的な理由と,教科として取り組むための十分な環境整備ができていなかったという理由も存する。ところが,社会の急速な変化,「グローバル化対応」というスローガンのもとこれまでの外国語活動の成果・課題が十分議論されたとは言えない状況で,小学校への外国語科が導入される方向である。教育課程上の時間,指導者,教材,指導方法・評価など様々課題を挙げられている中で,それにどのように対応していかなければならないのか,また対応可能なのかについて,事例をもとに考察する。
8. 参加申込
7月22日(金)まで下記URLにて参加申込を受け付けています。
http://goo.gl/forms/plXEFU6meX



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